チリの生活情報

1. 治安情勢と安全対策

チリは南米のなかで最も安全な国と言われていますが、日本と比べると治安情勢は悪いと言えます。2019年10月18日に発生したチリ社会騒乱の大規模な抗議デモで一時治安は極度に悪化しましたが、2020年3月以降のチリにおける新型コロナウイルス感染症対策による外出禁止令などの影響で、一般犯罪の認知件数は今年にかけて前年比減少しています。しかしながら、殺人事件等の凶悪犯罪がなくなったわけではなく、麻薬密売も増加する等、治安は改善したとは言えず、コロナ禍の改善・収束後には犯罪件数が、また増加する可能性もありますので、十分気を付ける必要があります。

 

なお、在チリ日本国大使館領事部によると、下記の安全対策に十分留意するようにとのご指導を頂いています。

【生活全般】

・徒歩での移動は極力控える。

・歩行中やショッピング中などには、時々振り向くなど、周囲を警戒していることを態度で示す。

・不審な人物が近づいてきたら、直ちにその場から離れる。

・手荷物は身体から離さず、特に人混みでは、身体の前面で持つようにする。

・白タクは利用しない、流しのタクシーは極力控える(アプリを利用)。

・公共交通機関の利用時は注意。

・生活パターン(出勤時間、通勤ルート等)に変化をつける。

・銀行で現金を引き出した時は尾行に注意。

【在宅時】

・施錠の徹底。

・必ず覗き穴やインターフォンで来訪者を確認してから、ドアを開ける。

・訪問販売や予定のない工事関係者等アポイントのない来訪者を家に入れない。必要性がある場合は、身元確認を徹底の上、可能な限り管理人と一緒に来させる。

【車両運転時】

・車の乗降、信号等での停車時は周囲を警戒。

・乗降時スキを作らない(鍵の準備、荷物の整理等)。

・危険な場所に駐車しない(有料駐車場の利用、照明の付近等)。

・走行中は窓を閉鎖、ドアを施錠する。

・不測事態発生時は周囲を警戒(犯人の工作の可能性)。

・自宅付近で徐行で接近する車両がいたら、自宅には入らず近所を一周するか近くの警察署まで運転する。

安全のための三原則
 

1. 目立たない

2. 行動を予知されない

3. 用心を怠らない
 

「自分の身は自分で守る」!

緊急時の電話連絡先
 

131 救急車(Ambulancia)

132    消防車(Bomberos)

133   チリ警察(Carabineros)

☎ 2 2232 1807  日本国大使館代表

☎ 2 2232 1809  日本国大使館領事部直通

2. 医療事情

医療機関は個人開業医から私立、国立病院に至るまで色々あります。私立病院の診察は予約制で、予め電話をして指定された時間に出向きます。医師は数カ所で診察している場合も多く、その医療機関に常駐しているわけではありません。かかりつけ医師の最寄医療機関での診察日、時間を確認しておく必要があります。尚、大手の私立病院ではインターネットによる各医師の診察可能時間のチェック、予約などが可能です。一般的に国立の病院は予約しても当日診察で長時間待たされることが多いようです。

 

初診料は医師によりそれぞれ決まっており、クリニカ・アレマナなどの大手私立病院では普通 50,000-70,000ペソ位です。また予め健康保険還付金を差し引いて請求を行う病院もあります。ただし入院や手術を伴う医療費は日本に比較しても非常に高額になる場合があるため注意が必要です。病院によっては白紙小切手またはクレジットカードの登録が事前に必要となる場合もあります。いずれにせよ都度事前に費用を相談されることをお勧めします。チリは医薬分業制で、医師の処方箋を薬局に持って行って薬を購入することになります。

 

医療機関は大学病院、警察病院、各種公立病院から私立病院、医院とたくさんありますが、推薦できるものとしては次の病院があります。

Clínica Alemana
 

住所: Av. Vitacura 5951, Vitacura (ビタクラ通りとマンケウエ通りの角)

☎ 2 2210 1111、 URL http://portal.alemana.cl/wps/wcm/connect/internet/home 

チリでもトップクラスの医療施設を備えた私立総合病院。内科、小児科、外科をはじめ、すべての診療科が揃っていて、24時間の緊急体制をとっています。病院の規模は後述のクリニカ・ラス・コンデスよりも大きいです。

 

Clínica Las Condes
 

住所: Av. Lo Fontecilla 441, Las Condes (ケネディ通りとラス・コンデス通りが交差した所)

☎ 2 2610 4000、 URL www.clc.cl

クリニカ・アレマナとともにチリで1、2位を争うほどの医療施設を備えた私立総合病院で、優秀なスタッフが揃っています。ベッド数は353で、全て個室となっています。救急の場合は専門医師による24時間医療体制を完備しています。

 

 

なお、チリの生活情報については、当商工会議所が発行している「ようこそチリへ(2019年3月発行:第6版)」に詳しい情報が掲載されておりますので、是非そちらもご参照下さい。