top of page

日智商工会議所会頭就任挨拶

 

 

 

 

 

 

2025年度、日智商工会議所会頭を務めさせて頂くことになりました、チリ住友商事の恩田 崇(おんだ たかし)と申します。

 

今年度期初時点で、法人会員77社、個人会員4人が会員となっている本会議所の会頭という重責にあらためて身が引き締まる思いです。

 

前任者の若原輝男氏も掲げられた、以下目標を引き継ぎ、今年度も、会員のみなさまが安全・安心な環境で公私ともに充実した生活を送り、ビジネスの発展を通じて日智両国の発展につながっていくよう、微力ながら尽力していく所存ですので、みなさまのご支援・ご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。

 

「ビジネス環境整備などを通じた会員の企業活動や生活環境の改善の推進」

「広報活動や安全にかかわる情報提供の推進と、情報/意見交換の推進」

「各種イベント/文化活動を通じた会員間の親睦推進」

「日智間の更なる友好関係の維持/発展に貢献する。」

 

2024年度を振り返ってみますと、本会議所の活動もほぼすべてコロナ禍以前の状況に戻り、各委員会が活発な活動を展開することができました。

 

一方、生活環境という面では、治安の悪化が一層深刻化し、会員を含めた邦人で被害に合われたケースも少なからず発生してしまいました。他方、従来より、大きな課題の一つと言われていた労働ビザ発給の遅延問題については、本会議所が情報収集・分析を実施し、大使館・領事館・チリ当局等との協議や連携を深め具体的な改善策を講じたことにより、早期化の傾向にあることは喜ばしいことであり、引き続き改善を図っていく所存です。

 

ビジネス環境という意味では、2025年に誕生した米国のトランプ政権による様々な関税政策等、世界全体の不安定性が高まっていることは十分認識する必要があると考えています。

他方、日智両国の関係を振り返ると、2024年は、日智友好議員連盟発足40周年や南米各国でG20やAPECが開催されたことにより、多くの政府・民間企業要人の往来があり、日智間で活発な交流が展開されました。さらに2025年は、チリも参加する大阪・関西万博が 4月から半年間にわたり開催される等、南米やチリへの関心が高まり、引いては日智間の交流もより一層活発になることが期待されます。

 

以上のような環境を踏まえ、今年度の重点課題として以下の点に特に注力していきたいと考えています。

 

  • 大阪・関西万博開催という機会もとらえながら、会員のみなさまのビジネスの発展につながるような情報提供や意見交換の場のさらなる提供

  • 会員のみなさまがより安全・安心な生活を送れるよう治安関連情報等の積極的な発信

  • サンチャゴ日本人学校(日本文化教育財団)、中央日本人会やコピウエ会等、他の日本人・日系人の団体との連携を強化し、チリにおける日本人・日系人のさらなる一体感の醸成

 

 

最後に、多くの会員のみなさまに各委員会の委員を務めて頂き、心より感謝いたします。透明性のある運営を心掛け、会員のみなさまの課題や問題に真摯に対応してまいります。みなさまからのご協力・ご意見・ご助言を心よりお待ちしております。

 

2026年3月末までの1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

恩田 崇

IMG1.jpg

© Camara Chileno Japonesa de Comercio e Industria A. G.

Alcantara 772, Las Condes, Santiago, Chile TEL: +56 2 2361 1073  

bottom of page